望みの違い

 河村小児科の不登校外来では相談内容により、子どもさん、保護者の方、それぞれの気持ちを別々に聞かせていただくことがあります。

 先日、「子と親で悩みはちがうから 子どもから一歩離れてみて」という新聞記事に目が留まりました。NPO法人キーデザイン代表理事土橋優平氏の記事です。その記事には「多くの子どもは、学校へ行けなくなるずっと前から苦しさを抱えており、長時間、無理をして頑張ってきたから今は安心したいと願っている」という反面、「親が感じている不安は、勉強の遅れや進学・就職への不安を解消することだと」と書かれています。つまり、親と子の感情には「望みのちがい」や「悩みのすれ違い」があり、それはさらに親子それぞれにとって苦しみの種になっていくというのです。子どもから一度離れて方向性の違いをしることがおたがいの苦しみをやわらげることに繋がります。また、どんなことでも自分の気持ちを表に出せるとその先の「何か」につながっていくことがあります。この記事では「お母さんのほけんしつ」というLINE相談の方法についても紹介されていました。今、もし誰にも相談できずにひとりで苦しんでいる親御さんがおられたら、おひとりで抱え込まず自分に合う相談方法を見つけてみませんか?河村小児科においては月曜日と水曜日の16時から不登校外来で相談を受け付けています。

このコンテンツはサイトメンバーに限定されています。 既存のユーザーである場合は、ログインしてください。新規ユーザーは以下から登録できます。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目

前の記事

子どもの話を聞く

次の記事

孤独・孤立対策