広がる選択肢

 国の調査(文部科学省のまとめ。人数は国公私立校の合計)によると広島県内の小中学校では、不登校の児童生徒が2016年から5年連続で増加。20年度は計4434人で、15年度に比べ1.6倍に増えています。子どもが「学校に行きたくない」と言った時、頑張れと背中を押すか、無理せず休ませるかで悩む保護者は多く、進級や新学期が始まる時期には不登校外来の相談も多い傾向にあります。学校に登校するのが苦しい子どもたちに寄り添うことはもちろんのことですが、多様な選択肢をあらかじめ知っておくことも大切です。広島県では2019年度から校内フリースクールとも言える部屋、「スペシャルサポートルーム」のような多様な学びの場を設けたり、市立小中のほぼ全校にあたる203校に「ふれあいひろば」を設け、本年度から終日利用できるようサポートも充実してきています。しかし一番大切なのは子どもの気持ち。子どもにとって親は最後のよりどころ。子どもと落ち着いた時間を過ごす中で、子どもが漏らす言葉を逃さず耳を傾けてみてください。



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